
子どもの成長を見守る中で感じた「量の練習が質に変わる瞬間」。
努力が実を結ぶタイミングを経験談と共に紹介します。
スポ少で子どもたちの練習を見守っていると、
「できなかったことが突然できるようになる瞬間」に立ち会うことがあります。
たとえば、
- 何ヶ月もアンダーサーブが入らなかった子が、初めてエンドラインから成功したとき
- ボールの落下地点がつかめず空ぶっていた子が、ついにしっかりレシーブできたとき
- オーバーが“完全に持ってる状態”から、自然なフォームでつなげるようになったとき
そんな瞬間の子どもたちの笑顔は本当にまぶしくて、
見ているこちらまで胸が熱くなります。
でも同時に、「この瞬間をお父さんやお母さんにも見て欲しいな」と思うこともあります。
子どもたちは、この瞬間が来るまで何度も同じ練習を繰り返しているからです。
先日、最近知った菊池雄星選手の言葉にハッとしました。
「量の練習をこなせば、あるタイミングで一気にコツを掴んで上手くなる。
そのひらめきを掴むために、練習は量が必要なんです。」
この言葉の通り、子どもたちは“量”を積み重ねた先で突然「できるようになる」瞬間を迎えます。
これは、まさに「量の質的変換」。
繰り返す中で身体が感覚を覚え、無意識に動けるようになるからです。
特に小学生のうちは、技術よりも“反復”が大事。そしてまず「基礎」という土台づくり。
すぐに結果が出なくても、毎日の練習が確実に子どもの中に積み重なっています。
まさに、スポ少の現場で見ている“あの瞬間”と同じだと思いました。
「量より質」という意見もありますが、小学生のうちはまず“量”が大事。
ひらめきをつかむためには、同じ動作であっても繰り返すことが一番の近道です。
子どもが上達する過程を見守る親にできることは、
「できない期間」を焦らず見守ること。
- 結果を急がず、「頑張ってるね」と声をかける
- 練習での小さな変化に気づいてあげる
- できた瞬間を一緒に喜ぶ
これだけで、子どものモチベーションは大きく変わります。
実際、練習を毎回見ていると、
「昨日までできなかったのに今日できた!」という変化は突然やってきます。
その瞬間を見逃さずに褒めることが、次の努力への力になります。
練習は時に地味で、成果が見えにくいもの。
けれど、続けているうちに必ず“質”へと変わるタイミングが訪れます。
子どもがその瞬間を自分で感じ取れたとき、
「努力は報われる」という実感が育ちます。
その経験こそが、スポーツを超えて人生の糧になるはずです。
そのときの子どもは、自分でも信じられないような表情で笑い、
周りの仲間も一緒に喜びます。
試合の得点とは違う、“努力が報われた瞬間”の笑顔です。
仕事が忙しくても、つい練習の手伝いに行ってしまうのは、
この瞬間に立ち会いたいからかもしれません。(笑)
- 子どもの成長には「量」が不可欠
- 繰り返しの中で“質”へと変わるタイミングがくる
- 親は「できない時期」を焦らず見守ることが大切
スポ少で過ごす時間は、技術だけでなく「努力を信じる力」を育てる時間。
今日もまた、練習を見守りながら、その瞬間に立ち会える日を楽しみにしています。
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